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鶴見アトリエアリス こども美術教室

Author:鶴見アトリエアリス こども美術教室
こどもたちの作品や制作風景を紹介しています

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クレヨンと色鉛筆で…
こんにちは!
アトリエアリス、休校中ではございますが、毎日交代でスタッフが常駐しております。
昨日は久々のアリス番…ネコ様のお邪魔が入ることも無かったので(´v`;)、授業再開へ向けて、じっくり準備作業に取り組むことができました(^^;)


さてさて…
休校中とあって、このブログでは今までの子供達の作品や、簡単な工作などを紹介していますが、

今回は、お絵描きのお教室らしく、
クレヨンと色鉛筆を使ってリンゴの描き方を子供達向けにかんたんにお話ししようかと…



お教室のモチーフでも度々登場するリンゴちゃんです。
単純な形ですが色味の幅など、よくよく観察するとなかなか複雑で描きごたえのあるモチーフです。

ね。
上の画像を見るだけでも、黄色っぽいぽつぽつとした模様があったり…
軸(へこみの部分)から下へ向けて見えるすじ状の濃く赤い線模様など…いろいろ気づくところがありますね。
(軸もよく見ると黒くない!!)
品種にもよりますが、リンゴは単純そうでいて実はすごく複雑な色をしてるんですね

20200423_10.jpg

よくイラストやアイコンなどで(上画像右図のように)単純化させて描いたりしますが…
左の本物のリンゴと見比べると、形もそんなにまん丸ではないし…実全体真っ赤っかでもありません
物を見て描く時は固定概念にとらわれず、まずはじっくり対象の物を観察することが大事なんですね(^^)

P4231360.jpg

…とそれをふまえた上で、リンゴを観察しながらまずは形を描いていきます。
リンゴがお日様に当たって真っ赤に色づく順に色をつけていく、といったイメージで描いていくといいですよ。
りんごが赤く色づくために←リンゴ大学さんサイトから引用
…ふむふむ。
赤くなる前は、レモン色と黄緑色の中間のような色味なんですねぇ〜

20200423_01.jpg

リンゴの中に見える、明るい色から描いていきます。
お教室で使っている30色のクレヨンの中で、一番似ているなぁと思う色を探します。
色の捉え方、感じ方もひとそれぞれなので、
それぞれ自分が感じ取った色でいいですよ。(私はレモン色にしてみましたーーーー^v^)

形は…まん丸かな?
すこーし下に向かって細くなっているかなぁ?
実際に手で触ってみて、形をとらえるのも良い方法です。

形が決まったら色も塗っていきましょう。
丸みのある形なので、クレヨンもぐるぐるまるまる塗っていってもいいですね。

軸の部分のへこみも描きましょう。
へこんでいる部分はどんな色かな?
まーるくすり鉢状にへこんでいるので、まるまるとへこみの色を塗っていきます。

20200423_02.jpg

さあ、徐々に赤みを加えていってあげましょう。
ちょっとオレンジっぽい色も見えるので、しゅいろやみかん色などを使ってレモン色の上に重ねて塗ってみました。

ここで真打ち登場(?)、さあ、待ちに待ってた『あか』を塗ってみます。
…と言っても、最初に『観察』したように、実全体が真っ赤ではありませんから、
またまたよ〜く観察して、赤く見える部分にあかのクレヨンを塗っていきます。





20200423_03.jpg

あかを塗るとだんだんと、よく見かけるりんごらしくなってきますね(^^)
ただ、まだ観察の手をゆるめてはなりません。
よく見ると、赤よりももうちょっと濃いような…暗いような色も見えます。
えんじいろ、という赤の仲間をつかってみました。

そうそう。忘れちゃならない、軸も描きましょう。
こちらもよく観察すると軸の根元と先では、少しづつ色が変わっているようです。
先はチョコレートのような色味なので、こげちゃいろを使ってみました。

…と解説はここまで。
あとは、もっともっと観察して、
「こんな色も見える!」「こんな模様も見える!!」
と、気づいたところを描き込んで仕上げましょう。

20200423_05.jpg

さてさて…
お次は色鉛筆を使った描き方です。

基本はクレヨンで描くときと一緒です。
まずはよく観察、それから形を描き始めていきます。
ベースになる色味で輪郭の形を描いていってもよいのですが、
形を見やすくするために、ここでは鉛筆を使って下書きをしました。

クレヨンと違い、色鉛筆の場合は筆圧(鉛筆にかける手の力)がポイントです。
描き始めは、やさしく、そ〜っと描いていきます。
消しゴムで消しても紙にへこんだ跡がつくほど、力一杯にならないように気をつけましょう。

20200423_04のコピー

クレヨンと同じ手順で色をつけていきますが、
一回のストロークで幅広い線が塗れるクレヨンと違い、色鉛筆の線は細くてシャープですから、
やさしく線をたくさん重ねるように、鉛筆を持つ手をたくさん動かして塗っていきます。
この際も、クレヨンと同様、丸みのある形をなぞるように…まるまる線をたくさん面を塗っていきます。
(上図のように、まっすぐな線で塗ると、形の印象が変わってきますね)

20200423_06.jpg

色鉛筆は、クレヨンほどは混色が簡単ではありませんが、
重ねて塗ることによって、混色のような効果もでます。


穴ぼこの色味、オレンジっぽい色味…などなど重ねて塗っていきます。
色鉛筆セットに入っていた黄緑色では鮮やかすぎるので、黄土色も重ねて塗っています。

20200423_07.jpg

さあ、お待ちかねの赤を塗っていきますよ〜(^^;)
こちらもクレヨンの時と同様、赤の仲間の色、フル出動して筋状の模様に添って色を重ねていきます。
下の方のザラザラっと見える模様は、色鉛筆の芯を寝かせるようにあてて、文字通りザラザラっとした感じに塗ってみました。このように、すこし芯を寝かせるようにぬってみたりすると、描き味がまた変わって面白いですよ。

端の部分は、白を塗り重ねてぼかしてみました。
白い色鉛筆は、上に塗り重ねることで下の色をぼかしたり、重ね塗りした色同士を混ぜるような効果が出ます。

20200424_01.jpg

赤く筋状に走る模様は、リンゴのカーブに添って出来ていますので、
リンゴの丸みをなぞるように、赤い筋状の模様を描くと雰囲気でますよ〜。


20200423_08.jpg

…とまたしても解説はここまで(最後まで描かないズルさ^_^;。もうちょっと赤みを足してもいいかな^^;)

あとは、更によく観察して細かいところを描いて仕上げましょう。


身近にある見慣れた果物や野菜でも、よくよく観察すると、改めて気づく色や形でいっぱいです。
ぜひぜひ、お家にあるもので描いてみてくださいね〜〜〜。

出来上がった作品は、次回アリスにくる時に見せて欲しいなぁ〜〜
なんて思ったりヾ(o´∀`o)ノ

私、こんな描き方発見したよ!!!!
僕、こんな塗り方発明したーーーーー♪
って人も、ぜひ聞かせて欲しいです〜〜〜ヽ(´∀`)ノ

失敗を気にせず、色んな色や塗り方でチャレンジしてみてくださいね

それでは、またー♪(o・ω・)ノ))
日記 | 20:24:54 | トラックバック(0) | コメント(0)
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