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鶴見アトリエアリス こども美術教室

Author:鶴見アトリエアリス こども美術教室
こどもたちの作品や制作風景を紹介しています

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フェルトチョキチョキ…
フェルトでバッチを作りました。
DSCF1175.jpg
可愛くできたバッチ… 針で手を刺さないように気をつけて…


DSCF1176.jpg
ハイ!
できました~~~♪
(どまんなかだぁ~(^_^;)





DSCF1201.jpg



















『ひもを使った工作』に引き続き、今回もはさみに難儀する子が続出・・・
紐の時と同様、はさみの『刃と刃の間』にフェルトがかんでしまって、思うように切れない。
(なかには薄手の紙でも同様の事態になる子も)

おそらく、ムダな力が入りすぎているのが原因だと思うのですが・・・

力みすぎていて切れない→思うように切れないから苛つく→で、またいっそう力が入りすぎてしまう・・・

・・・悪循環。

「落ち着いて」
と、別の『切りやすい』ものを切ってみて、刃を『噛みあわせる』感触(??)を掴んでみてから再度トライ。

こればかりは、使って憶えていくしかないからなぁ~
がんばれ~




・・・あまり過去と比較するような事はしたくないのですが。
普段、ちょいちょい考えていることをポツポツと。 10数年前と比べると、『はさみでモノを切る』だとか『ヒモを結ぶ』といった『創作の基本』が上手に出来ない子の割合が増えてきているような・・・
『小さい子だからできない』だとか『はさみを持つのも初めて』という子は置いておいても、『不器用』というのとはまた違った、『出来ない』子が増えているように感じるのです。
(それでも教室に来ている子の多くは、お家でも何かモノを作ったりすることが多いようなので、手慣れている印象を受けるのですが) 

問題は『経験値』だと思うのですが・・・

そこで、近頃私たちの間でよく話すのが『不便さの必要性』、『便利差への疑問』。
考えてみても、生活面でもいろいろなモノが便利になってきている分、『はさみで袋を切る』だの、『靴紐を結ぶ』といった基本的な作業をする場面も減ってきているように感じられます。
食品の袋一つとっても、「こちらから切れます」のマジックカットや切り込み線、ご丁寧にミシン目まで付いているモノもある。
某教材メーカーで扱っているエプロンなどは、全ての商品が『スナップ留め』か『マジックテープ留め』。

はさみが無くても不便はないのだ。
するとはさみを使う機会も減ってくる。
(学校の工作で初めてはさみを使う・・・なんて言う子も、もしかしたらいるのかもしれない)

先日、小学4年になる甥っ子が
「探している靴がどこにも売っていない」
と言う。
聞けば、学校からの指定で『紐靴』ではなく『マジックテープ留めの靴』(もしくは紐のないモノ)を履いていかなくてはいけないのだそうだ。
紐靴だと、ほどけた紐を踏んで転んでしまう危険性があるから・・・なんだとか。
「ほどけた靴紐など、結べばいいだけの話」
とも思うが、
「それが、高学年でも紐を結べない子が多いらしいくてさ・・・」
というのが妹の談(甥っ子の母親)

『はさみでモノを切る』とか『ひもを結ぶ』といった、普段の生活で身についていく動作が必要ないとなると、敢えてそれをしない限り出来なくなるのも当然の話か・・・。

結局甥っ子の靴問題は、4年生にして24・5センチ(もキツイかなぁ^_^;)という大足のため、該当する商品が無かったのでどうしようもなく、『特例(??)で紐靴』という形に落ち着いた。毎朝面倒ながらも靴紐を結んで登校しているようだ。

・・・話がそれてしまいましたが(口調も変わっている・・・^_^;)

今回のような単純作業をやるたびに、『不便さの必要性』を感じる私たち。
そんなことも考えつつ、(時代遅れの??)道具にこだわったり、こういった工作をやってみたりしているのです。

なんて書いたら、格好つけすぎかな??



・・・と、ここまで偉そうに書いてきて、S先生から勧められた本の一節を思い出した。
ひどいことに内容もうろ覚えなのだが、著者はかなりお歳の方だったハズ、最近の教育に関して述べている章で、
『(自分が)子供の頃は、簡単なモーターくらい作れるのが当たり前で、理科の授業などはそれが前提で、実験の準備には(家で作って)モーターを持ってくること。なんて当たり前だった』
みたいな事が書かれていて、(モーターだったかも怪しいが) 
「モーターなんて!!とても、とても・・・」
と、びっくらこいたものだった(^_^;)

『道具が使える・使えない』どころか、昔の人は『道具(材料)から作っている』からなぁ・・・
レベルが違うぜ!

この著者や同年代の方達からしてみれば、24・5センチの甥っ子も、偉そうに言っている私も似た様なモノか・・・f(^ー^;
こども美術 | 09:36:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
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