2009-04-08 Wed

指先を使って、細かな作業をすることの多かった、3学期の工作・・・

ヒモにビーズを通したり、ヒモをひたすら結んで編んでいったり・・・
しまいには粘土でビーズまで作ってしまいました♪

作ったビーズが上手に穴に通せなかったり(穴が小さかったね・・・)、なかなか大変な作業になりましたが・・・
出来上がったものは、この世にひとつしかない自分だけのビーズ♪

ストラップ・・・
誰にあげたのかな~
(自分で使ってるのかな??)

一見、「手芸じゃないの??」と思うような今回の工作ですが、けっこうコレが工作をする上での、いい練習になっているのです
それというのも、ここ数年子供達と工作をしている上で気になっていることが幾つかあるのです。
まずは・・・
※ヒモが結べない・・・ちょうちょ結びができない子はまだまだたくさんいますが、いわゆる普通の片結びというものができない子もチラホラいます
※ハサミが使えない・・・ハサミでヒモや糸を切ることが出来ない。ひどいときは薄手の紙さえも切れない(刃と刃の間に紙が噛んでしまい、上手く切ることができない)
※輪ゴム掛けができない
などなど・・・
もちろん全員が出来ないわけではありませんし(1クラスに数名できない子がいる程度ですが)、特に幼児さんなどはむしろできない子の方が多いのが当たり前かもしれません。
元から「ぶきっちょさん」(実際私もそうでした・・・^_^;)というお子さんもいますし、頑張っているのに出来ないというのは、致し方ないですし・・・
ですが、これらいわゆる「工作の基本」という作業が出来ない小学生が増えてきているのは、年々感じています。
(先日新聞で読んだ記事にも「片結びが出来ない小学1年生」「体操着に着替えられない」と言った内容のものがありました。)
工作(特にしかけ工作などの動くおもちゃ)をするときには、大概「はさみの使い方」「接着剤のつけ方」「ヒモの結び方」などなど・・・
「基本のき」からお話しして、おぼえて帰ってもらっているのですが、次に教室に来るときには、「出来ない」「忘れちゃった」と、振り出しに戻っている子が多いものですから、
「よし!!徹底的に基本に立ち返ろうじゃないか(^皿^)」
と、ひたすら結び続ける工作をやってみたのです(^^)
(・・・長くなってしまった^_^;)
「片結びなんて楽勝よ♪」
という高学年の子には、難易度の高い編み方を・・・
「ヒモ、結べないよ~」
という小さい子は、片結びの練習も兼ねて・・・
なかなか地味な工作ですが、けっこう大事な工作なのです(^^)